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子どもたちに落語を教えることにやり甲斐を感じる/落語家・橘家文太さん

(アイキャッチ画像:橘家文太さんと落語car)

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

初めての2回目出演

甲木:おはようございます!西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。

梁:西日本新聞社の梁京燮です。

甲木:梁さん、4月に一緒に寄せを聞きに行った橘家文太さん、面白かったですよね。

梁:面白かったですね。

甲木:で、梁さんのお嬢さんが泣いてね。

梁:泣いちゃいましたね。紙切り芸人のときに。

甲木:紙切り芸人さんのときに、「誰かリクエストは」と言われて、お嬢さんが勇気を出して手を挙げて、指されなかったんですよね(笑)「パパが手を挙げりって言ったやん!」と言って泣いちゃってね。

梁:怒られてね。

甲木:でも、落語のときはその涙も乾いてね。もうケラケラ笑って聞いてましたよね。

梁:はい、でもいい経験させてもらいました。本当に寄席なんて、なかなか九州では体験できないからですね。

甲木:ということで、今日はその寄席文化を九州に広めようという方をゲストにお迎えしております。北九州を拠点に活動する落語家、橘家文太さんです。よろしくお願いします。

文太:よろしくお願いしまーす!

甲木:文太さん、今日は2回目の出演ということで。

文太:はい!以前も呼んでいただいて。ありがとうございます。

甲木:いえ、こちらこそありがとうございます。

梁:ファンファン北九州で2回目は初めてですよね。

甲木:2回目ゲストはね。

文太:そうなんですか?2回目は初めて?だいぶ好かれていますね(笑)

梁:大好きです。

西日本文化賞・奨励賞を受賞

甲木:実はこの番組は、リスナーの方もうすうす気づいていると思いますけれども、収録番組でございまして。今日は11月4日なんですけど、11月3日、文化の日に西日本新聞社が毎年行っております「西日本文化賞」の授賞式が天神でありました。そこになんと我らが文太さんが受賞者としていらっしゃったんですね!

梁:おめでとうございます。

文太:ありがとうございます!

甲木:おめでとうございます!文太さんは若手の方に送られる奨励賞というのを受賞されたんですけれども、まあ面白かったのなんのって(笑)

梁:何がですか?

甲木:他の受賞者の方は学者さんとか、社会活動とか学術部門で世の中に貢献していらっしゃる方達が、すごく真面目に受賞のスピーチをされたんです。「これからはこういうことで社会に貢献していきたいです」っていうスピーチをなさったんですけど、一番最後に文太さんが受賞者スピーチで登場した途端、なんか会場の雰囲気がガラッと変わって。もう本当に高座かって思うぐらい元気いっぱいに語り始めたので、なんか本当に空気が変わりました。文太さん、気が付きました?空気が変わったこと。

文太:まあ、それまで空気が重かったのは気づいていましたけど。

甲木・梁・文太:(笑い)

文太:重いというか、他の受賞者はちゃんと学術だとか、社会活動の話しをしていましたからね。

甲木:そうですよ。地球規模の医療の話とかがあった後、文太さんだったので。

文太:そうよ。上がりづらいったらなかったですよ。あんな上がりづらいところでしゃべったのは初めてですよ。

梁:(笑い)

甲木:しかも、賞というのをもらったのは、天皇賞と菊花賞ならって言ったんですよね?

文太:賞を獲ったことはないんですけど、「天皇賞と菊花賞を獲ったことあります」みたいな話をしましたね。

甲木:もう、みんな爆笑で。

梁:(笑い)

甲木:スピーチも面白かったけど、社長とか他の受賞者の方々のご挨拶のときの文太さんの表情が面白くて。皆に顔を向けて座っていらっしゃるのに、文太さんだけキョロキョロして、落ち着かない感じでした(笑)

甲木・梁・文太:(笑い)

文太:じっとまっすぐ座っておくなんてことが出来なくて。

甲木:ずっとニコニコしてるけど、ずっとキョロキョロしてて、それがとても面白くて。

文太:すごく真面目な会だったので、なんか笑えてきて。厳粛な空気が苦手で。絶対に笑ってはいけないと思えば思うほど笑いがこみあげてきて。

梁:なるほど(笑)

甲木:そういう表情だったんですね。あれは。

文太:そうそう。何とか乗り切りましたけど。

落語carついに完成!

甲木:前回ご出演された時もお聞きましたが、寄席のない九州で活動するための落語carが完成したんですよね?

文太:完成しました!前回はまだ落語carがまだ出来てなかったですかね?

梁:出来てなかったです。今からやるという段階でした。クラウドファンディングの前だったのではないですかね。

甲木:これから資金集めというところでした。

文太:クラウドファンディングも有難いことにたくさんの方にご支援いただきまして、2021年の5月5日に高見神社で落語carのお披露目の会をして、そこから完成という感じですね。

甲木:落語carは今、どんな所に出没しているのですか?

文太:高見神社は相変わらずたまにやっています。他に道の駅むなかた、小倉の船場広場でたまにやっています。船場広場は一番最初にやったときなどはたくさん集まっていただき、百人以上いたんじゃないかな。ズラーっと立って見ていただいて。

甲木:いいですね。

文太:反応もすごく良くて。ものすごい手応えがありました。落語carをつくってよかったと思った瞬間はあの場所ですね。

甲木・梁:へえー。

文太:落語をやっててものすごく楽しいというか、お客さんも楽しんでくれていることが伝わってきて。とてもいい会になりました。

甲木:ホールでする感じとは違いますか?

文太:また違いますね。違いますけど、反応の方はあまりホールかホールじゃないかで変わらないかなと。

甲木:屋外でやっても、ホールでやっても同じ?

文太:そうですね。

北九州の老人や子どもたちへの落語

甲木:あと、企業や施設とかにはあの車ではまだ行ってないんですか?

文太:企業や施設は今のところないですが、最近では、お客さんを入れての落語会ももちろん継続してやっているんですけど、そうではなくて一般のお客さんを入れない形式で老人ホームに呼ばれたり、学校寄席とかに行ったりしています。

甲木・梁:いいですね。

文太:北九州市は今子育てに力を入れているのですが、子どもたちに伝統文化を広めよう、教えようという企画がたくさん上がってきています。年末には全6回のうち5回を私が落語を教え、6回目は子どもたちが人前で落語をやるという企画を予定しています。

甲木・梁:すごい。楽しそうですね。

甲木:でも、そういうことが北九州に帰ってきてくれた意味ですよね。

文太:そうですね。子どもたちに教えてて楽しいですしね。今、やり甲斐があります。

甲木:文太さんの新しい道が見えてきたような。

梁:子どもたちにとって絶対いいですよね。教育に落語をというところに興味があって、この前落語に行ったウチの子にも是非教えてほしいなと思いますね。

甲木:いいですね。

〇ゲスト:橘家文太さん(落語家)

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、梁京燮(同)

(西日本新聞北九州本社)

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