いのちのたび博物館で「白洲灯台」150周年記念企画展【北九州市八幡東区】

(アイキャッチ画像:外観)

北九州市立自然史・歴史博物館「いのちのたび博物館」では、7月1日~9月3日、企画展「白洲灯台150周年 岩松助左衛門と白洲灯台」が開催されます。

海難事故が続いていた藍島沖に灯台を建設しようと奔放した岩松助左衛門

小倉北区の藍島西方約2.5kmのところにある無人の灯台「白洲灯台(しらすとうだい)」は、1873(明治6)年に点灯を開始して150年を迎えます。

およそ200年前に小倉に生まれた岩松助左衛門は、57歳の時、小倉藩から難破船を救助する役に任命されました。当時、藍島沖では浅瀬に船が乗り上げ、多くの死者が出る事故が続いており、助左衛門は灯台建設の願書を藩に提出。許可は下りたものの、費用は助左衛門自身が募金活動と私財を投げ打って調達しました。

助左衛門は1872(明治5)年、灯台の完成を待たずに病死しましたが、明治政府が引き継いで1873(明治6)年についに完成。白洲灯台は、近くを通る船が浅瀬に乗り上げないよう、今でも安全の光を灯しています。

今展では、まず岩松助左衛門が貫いた志と活動と、それを継承し、事績を顕彰してきた人びとの活動について紹介して、同灯台の歴史的意義を明らかにします。

詳しい情報は「いのちのたび博物館」公式サイトから確認できます。

■住所/北九州市八幡東区東田2-4-1
■入場料/大人600円、高大生360円、小中生240円、小学生未満無料 ※小中生は令和6年3月31日まで常設展が無料
■開催期間/令和5年7月1日~令和5年9月3日 ※会期中無休
■営業時間/9:00~17:00(最終入館16:30)

※2023年6月23日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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