「トマトのおんがえしサブレ」開発 響灘菜園の出荷できないトマトを活用【北九州市】
カゴメ株式会社はこのたび、連結子会社である響灘菜園株式会社(北九州市若松区)が出荷できないトマトを使ったお菓子「トマトのおんがえしサブレ」を開発したことを発表しました。
響灘菜園では地域の大学生や高校生、企業と連携し、菜園で発生する出荷できない規格外トマトのロスを減らすプロジェクトを推進しています。「トマトのおんがえしサブレ」は、同プロジェクトの第1弾「トマトのおんがえしカレー」に続く第2弾の商品化です。
サブレ5枚につきトマト1.5個分を使用
「トマトのおんがえしサブレ」は、北九州市の地元お菓子メーカーである「GRAN DA ZUR(グランダジュール)」が製造。グランダジュール店舗のほか、同プロジェクトの活動に賛同した小売店で3月14日から販売されています。
今回のサブレには、形や大きさなどが規格に合わないことから市場に出回らない規格外トマトが使われていますが、美味しさに変わりはないといいます。サブレ5枚につきトマト1.5個分が使用されており、子どもの噛む力を育てるカリカリした食感なのだそう。
また、九州栄養福祉大学は「トマトを使用したサブレの共同レシピ開発」、北九州市立高校は「販路開拓のマーケティング活動」、西日本工業大学は「パッケージデザインの開発」でそれぞれ参加しており、学生らの声が生かされているそうです。
カゴメは同プロジェクトの活動を通じて、「食品ロス削減を目指し子どもの居場所づくり実現を支援」していくとしており、「トマトのおんがえしサブレ」の売上の一部は、北九州市の子ども食堂に寄付されます。
詳細は、カゴメ株式会社のホームページのニュースリリースから見ることができます。
※2024年3月28日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)