『スペースLABO(ラボ)』最新情報 「ジ アウトレット 北九州」内にオープン
スペースワールド跡地の「THE OUTLETS KITAKYUSHU」内に4月28日リニューアルオープンする新科学館の詳細が北九州市から発表されました。
新科学館の愛称は、一般公募作品から市内小学生らの投票によって選定された「スペースLABO(ラボ)」。「フシギがれ!」をコンセプトに、科学や宇宙について学べる『体験・体感型』の科学館は、西日本最大級のプラネタリウムや国内最大の大型竜巻発生装置など、見どころ満載です。
入場には事前予約が必要で、4月7日午前10時から「スペースLABO」ホームページで事前予約が開始される予定です。
展示物・フロアマップ
「スペースLABO」(北九州市科学館)の展示は、1階から3階に分かれます。
【1階】サイエンスLABO・企画展示室・ショップなど
1階には、「サイエンスLABO」のほか、企画展示室、ミュージアムショップ、インフォメーション、キッズスペースなどがあります。
1階「サイエンスLABO」は、北九州市と科学をテーマにした展示室です。高さ約10メートルという国内最大の大型竜巻発生装置のほか、北九州市出身で気象学の世界的権威であるMr.トルネード藤田哲也博士の功績やエピソードをたどるコーナーなどが設けられています。
また、幅10メートルを超えるスクリーンに手を伸ばすと、さまざまな北九州市の情報が得られる体験型映像コンテンツ「グーンとキタキュー」(写真下)なども楽しみです。
【2階】サイエンスLABO
2階「サイエンスLABO」では、現代科学でも解明されきっていない、身の回りに存在するさまざまな現象や最新の科学が紹介されています。
「ふりこのハーモニー」「音の全力疾走」「ニュートンのゆりかご」「空気の噴水」「ぐるぐる発電所」「不思議な鏡」「ルパンウォーク」など、名前を聞くだけでワクワクするような、科学の不思議を体験・体感できる展示がたくさんあります。
また、黒崎播磨株式会社や山九株式会社、シャボン玉石けん株式会社、株式会社タカギなど、『ものづくりの街』北九州市ならではの地元企業が出展した展示もあります。
【3階】プラネタリウム&スペースラウンジ
3階にあるのは、西日本最大級のドーム径30メートルと最新鋭の投影機器を擁する世界最高峰のプラネタリウムです。
9500個の恒星や1億個の星で描かれた天の川を映し出し、星の色や気流による瞬きもリアルに再現する世界最小クラスの光学式恒星投影機、4台のデジタル式投影機による解像度8K相当の全天周映像、8.2チャンネルの音響システムによる立体的なサウンドといった最新の技術で、自然と同じ究極の星空を巨大ドームスクリーンに再現。肉眼では見えない星雲や星団も描かれるとのことです。
250席もの座席が用意されていますが、飛行機のファーストクラス並みのゆとりある座席で、地元の特産品である小倉織が座席ヘッドカバーに使われているといいます。また、国内初となるランウェイ付きステージや車いすスペース(16台分)、補聴ヒアリングループ、多言語聴取システム、乳幼児避難室など、さまざまな設備や機能も用意されています。
また、3階には、スペースワールドから引き継いだ「月の石」をはじめ、アポロ司令船など貴重な資料も展示される「スペースラウンジ」もあります。
【屋上】天体観測室と観測広場
屋上には、天体観測室と観測広場があります。
オープンに合わせ2本制作 プラネタリウムオリジナル番組
「スペースLABO」オープンに合わせ、2本のプラネタリウムオリジナル番組が制作されることも発表されました。
オリジナル番組は、「機能紹介番組」(約5分)と「嵐の名探偵 T(テッド)-伝説の気象学者・藤田哲也-」(約25分)の2本。いずれの番組も北九州市出身の声優が出演します。
「機能紹介番組」では、さまざまな機能を持つドーム空間や最新鋭の投影機器など、「スペースLABO」のプラネタリウムの魅力と特徴を全天周映像で紹介します。ナレーターは前田佳織里さん(「ウマ娘 プリティーダービー」ナイスネイチャ役など)。
「嵐の名探偵 T(テッド)-伝説の気象学者・藤田哲也-」は、竜巻の強さを表すFスケールの考案や航空安全を高めたダウンバーストの発見など、藤田博士の功績を全天周映像で謎を推理しながら学ぶ、知育エンターテインメント番組とのことです。探偵テッドは置鮎龍太郎さん(「地獄先生ぬ~べ~」鵺野鳴介役など)。ナレーターは金子有希さん(「聲の形」植野直花役など)です。
■住所/北九州市八幡東区東田4-1-1 THE OUTLETS KITAKYUSHU 内
■アクセス/JRスペースワールド駅 徒歩3分
■開館時間/10:00~18:00 ※金・土・祝前日はプラネタリウムの夜間上映を予定(18:30~20:00)
■休館日/12月29日~1月3日
■料金/常設展=一般400円、中高生300円、小学生200円 プラネタリウム=一般600円、中高生300円、小学生200円
※年間パスポートもあり、未就学児は無料
※2022年3月31日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)