「北九州市お出かけ応援プレミアムサマー」でお得に遊ぼう【八幡東区エリア編】
7月1日からスタートした「お出かけ応援プレミアムサマー」。市内に住んでいる人が対象で、8月31日までの2カ月間にわたり、北九州市内の121施設が無料(入場料等)で利用できるというものです。
「121施設もあるとどこから行けばいいか迷う…」という人のために、今回は「お出かけ応援プレミアムサマー」で無料利用できる八幡東区エリアの施設をピックアップして紹介します。
1.スペースLABO
スペースワールド跡地の「THE OUTLETS KITAKYUSHU」内に4月28日リニューアルオープンした「スペースLABO(ラボ)」(北九州市科学館/北九州市八幡東区東田4-1-1)。「フシギがれ!」をコンセプトに、科学や宇宙について学べる『体験・体感型』の科学館です。
「お出かけ応援プレミアムサマー」で北九州市民は常設展観覧料(通常一般400円、中高生300円、小学生200円)とプラネタリウム観覧料(通常一般600円、中高生300円、小学生200円)が無料で楽しめます。
高さ約10メートルという国内最大の大型竜巻発生装置のほか、北九州市出身で気象学の世界的権威であるMr.トルネード藤田哲也博士の功績やエピソードをたどるコーナーなどが設けられています。また、現代科学でも解明されきっていない、身の回りに存在するさまざまな現象や最新の科学の紹介もあります。
中でも注目は、西日本最大級のドーム径30メートルと最新鋭の投影機器を擁する世界最高峰のプラネタリウム。9500個の恒星や1億個の星で描かれた天の川を映し出し、星の色や気流による瞬きもリアルに再現する世界最小クラスの光学式恒星投影機、4台のデジタル式投影機による解像度8K相当の全天周映像、8.2チャンネルの音響システムによる立体的なサウンドといった最新の技術で、自然と同じ究極の星空を巨大ドームスクリーンに再現。肉眼では見えない星雲や星団も描かれるとのことです。
2.いのちのたび博物館
スペースワールド駅から徒歩5分、スペースLABOからも程近い場所にある北九州市立自然史・歴史博物館「いのちのたび博物館」(北九州市八幡東区東田2-4-1)。自然と人間のいのちの歩みを46億年前の地球誕生から壮大なスケールで展示し、その展示件数は西日本最大級といいます。「いのちのたび」というネーミングがぴったりの学びながら楽しめる文化施設で、大人も子どもも楽しいエンターテインメントが充実しています。
「いのちのたび博物館」といえば、館内に入ると出迎えてくれる実物大のティラノサウルスの骨格標本。迫力ある恐竜の骨格標本が並び、高い天井の上部には首長竜が飛んでいます。恐竜好きにはたまらない展示の数々です。
その他にも、恐竜復元模型(写真下)や哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類などのはく製の展示、小倉藩の歴史や明治期の産業史といった北九州や九州ならではの歴史や地理の資料なども揃い、人間が紡いできた歴史も貴重な資料から学ぶことができます。「探究館」では、弥生時代復元住居と、昭和30年代の「八幡製鉄所」の社宅を原寸大で再現しています。
「お出かけ応援プレミアムサマー」で北九州市民は8月末まで常設展観覧料(大人600円、高校生以上の学生360円、小中学生240円)が無料ですが、夏の特別展「昆虫博2022」(7月16日~9月4日)は有料となります。また、入館にはWeb事前予約が必要です。
3.皿倉山ケーブルカー・スロープカー
最後に紹介するのは標高622メートルの皿倉山頂まで連れて行ってくれる「皿倉山ケーブルカー・スロープカー」(北九州市八幡東区大字尾倉1481-1)。「THE OUTLETS KITAKYUSHU」と皿倉山ケーブルカー山麓駅を結ぶ無料シャトルバスも運行しているので、東田エリアからも行きやすくなりました。
皿倉山ケーブルカーは、山麓駅から山上駅まで全長1,100メートル、標高差440メートルを誇る西日本最長級のケーブルカーだと言います。
道中は緑豊かな木々に囲まれ、紅葉の時季もキレイなんだろうなと想像しながらケーブルカーに乗車していると、山上駅手前で急勾配に。その角度はなんとスキージャンプ台と同等の28度とのこと。ちょっとした絶叫マシンに乗っているような感覚になります。
ケーブルカー山上駅に到着後は、スロープカーに乗り換え、山頂を目指します。ゆっくり進むモノレールタイプのスロープカーは、全面ガラス貼りなので、車窓からの眺めがよく、目の前に広がる市街地の美しい景色を堪能していると、あっという間に山頂の展望台駅に到着です。
皿倉山といえば「新日本三大夜景」などに選出されるなど夜景の美しさで有名ですが、夕方もとても魅力的です。
ケーブルカー・スロープカー通し券(往復)は通常大人1230円、小人(小学生以下) 620円ですが、「お出かけ応援プレミアムサマー」で北九州市民は8月末まで無料で乗車できます。
※2022年7月16日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)