門司区大里原町にある「花屋FREEDOM」が7月29日に移転し、オープンすると聞き、さっそく取材してきました。
新店舗は、旧店舗から徒歩約10分。JR門司駅からだと徒歩約10分、国道3号線から1本中に入った閑静な住宅地にあります。国道3号線沿いの目立つ建物として、原町別院にある「酒のたむら」の裏側辺り。筆者もスマートフォンのナビゲーションをたよりに、周辺を何度かくるくると回って、やっとたどり着きました。
白壁に映える緑のひさしが目印です。
「花屋FREEDOM」ノコト
同店は代表の田嶋清実さんと奥様の2人で営んでいます。
田嶋さん夫妻は、市内の大手花屋さんで勤務後、独立。2007年4月に門司区東馬寄に店舗を構えて16年。地域密着型で、長く地元の人々に愛されてきました。
子どもたちが巣立ち、家族や自身の年齢の経過とともに、いつの日か「店舗兼のマイホームを建てたいなぁ」との思いが膨らんで、願いを見事に実現！ 7月29日に移転・新装オープンの運びとなったそうです。
地域の人たちへの思いもあり、「できれば旧店舗の近隣で良い物件はないかな…」と思っていた矢先に出逢ったのが、新店舗の土地だったのだとか！ 熱い思い、願いは叶うものなのですね。
日々の暮らしに花を～素敵な花あわせセット～
大切な日の贈り物にはもちろんですが、「日々の暮らしの中に花をとりいれてほしい」という代表の思いが込められた「素敵な花あわせセット」、旧店舗では「ウイークエンドフラワー」として週末限定で販売していたものが人気で、「いつもあったらいいのにな」というお客さんの提案で定番化したそうです。
「素敵な花あわせセット」は「どれとどれを組み合わせたらいいのか分からない…」というお花初心者にもおすすめ。値段もちょっぴりお得なのが嬉しいです。
こぼれ話ですが、素敵な花あわせセットは代表のひらめきで束ねているそう。代表好みの花材はもちろん、普段、高額でなかなか手にしてもらえないような花材が、仕入れの際に少し買いやすい値段になっていたりすると、ついつい仕入れてセットに入れてしまうそう。
取材日は、目の前で最後の1束が売れてしまい、「素敵な花あわせセットはもう終わりですか？」と尋ねると、撮影用にその場で作ってくれました。
訪問時の天気にぴったりの太陽のようなビタミンカラーマリーゴールド（黄色・オレンジ）1本ずつとバラ1本、赤い実がかわいいヒペリカム1本、1本でもそよそよと爽やかな存在感があるワイルドオーツ2本の組み合わせ。
自宅用に自分で購入するのはもちろんですが、ラッピングも素敵なので、日々の暮らしの中でふっと誰かに贈られるとより一層気分があがって嬉しくなりますね。
帰宅後さっそく花瓶に生けてみました。1本ずつ小瓶に飾るのも素敵ですが、今回はまとめて1つの花瓶へ。花を飾ると一気に空間が華やかになり、目から花たちの美しい色や形を楽しむことができ、花たちから元気をもらいました。
花もちをよくするために水揚げや管理にこだわっています！
夏場は花もちが短いのが、気になるところですが、同店では、花もちをよくするために水揚げや、管理にちょっとひと手間プラスしているとのこと、購入した花束1つに1つ、花の栄養剤をサービスしているのは、花を長く楽しんで欲しいという田嶋さん夫妻の気持ちが込められているんですね。
自宅でもできる簡単なポイントも教えてくれました。
ポイント1「清潔な花瓶に活ける」、ポイント2「花瓶の水は少なめに。サービスのキープフラワーを忘れずに！」、ポイント3「直射日光を避けて、風通しのよい場所で管理」。
ちょっとしたひと手間で、花もちがよくなるそうです。
新装オープンをむかえて～これからのこと～
これからの時期、お供えやお盆用のアレンジメントもおすすめです。
また、同店ではお花の定期便も行っています。1回2200円（送料込み）からで、月に1～4回から選べます。発送は門司区と小倉北区（小倉北区は送料としてプラス200円）が対象です。
「生花は自分自身が健やかでいるためにおすすめの身近なアイテムです。贈り物やお仏壇用だけではなく、日々の暮らしや、普段使いに生花をとりいれてもらえたら嬉しいです」。新装オープンにも気負わず、「普段どおりぼちぼちやっていきます」と話す田嶋さん夫妻。2人の空気感がゆったりと、お花同様にそっと暮らしになじむ、毎日癒されに行きたくなるような、そんなお店でした。
奥様発信の同店Instagramも、日々の様子がほっこり、時々くすりと笑えて筆者のお楽しみです。
ちなみに同店のショプカードは現在北海道を拠点に活動中のアーティスト泉谷サラさんのデザイン。
同店では泉谷さんのポストカードなども販売しています。
■住所／北九州市門司区大里原町2-16-2
■定休日／木曜 （最新情報はお店のInstagramで確認）
■営業時間／10:00～18:00
■駐車場／店舗入り口前スペース（道路を塞がないように停めてください）
※2023年8月12日現在の情報です
（ライター・kohalu.7）
