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門司港のシンボル「旧JR九州本社ビル」が”旅の目的になるホテル”を軸にした複合施設へ 2030年開業を目指す【北九州市門司区】

(画像は「旧JR九州本社ビル」)

北九州市は11月6日、門司港駅前の「旧JR九州本社ビル」に関する公募について、優先交渉権者である門司築興共同事業体と連携協定を締結したことを発表しました。

門司築興共同事業体は、代表企業の日鉄興和不動産株式会社をはじめ、株式会社Staple、株式会社松田平田設計、株式会社YMFG ZONEプラニングの4社で構成。滞在型観光の充実を目指し、泊まること自体が旅の目的となるホテルに再生する方針です。

歴史的建造物「旧JR九州本社ビル」

「旧JR九州本社ビル」は、1937(昭和12)年に三井物産門司支店として建設された歴史的建造物で、門司港が国際貿易港として隆盛を極めた時代を今に伝えるシンボルの一つです。

門司港駅や旧門司三井倶楽部などの歴史的建造物が集積する門司港レトロ地区の入口に位置し、2017年には日本遺産「関門ノスタルジック海峡~時の停車場、近代化の記憶~」の構成文化財にも認定されています。

アール・デコスタイルの玄関レリーフや特徴的な外観、エレベーターホールなど当時の意匠を有する高い建築的価値を備え、門司港発展の歴史と文化を象徴する貴重な建築資産です。

通過型観光から滞在型観光への転換を目指す

現在の門司港エリアは、豊かな歴史・文化・景観資源を有する一方、観光は日帰り利用が中心であり、滞在時間の拡大と地域への回遊促進が課題だといいます。

そこで本協定では、旧JR九州本社ビルの活用を通じた観光にぎわいの創出や歴史的価値を踏まえた建物の保全、地域連携を柱として設定。建物の歴史と外観を継承しながら、泊まること自体が旅の目的となる「マーケット創出型ホテル」に再生することを目指すそうです。

(画像はイメージ)

ホテルを軸とした複合施設に

建物はホテルのみならず、飲食やカルチャー、イベント、自然を含む複合施設となる計画です。

2階〜6階は20平米〜50平米の多彩なタイプの97部屋を備えた宿泊施設になるほか、7階にはビオトープやサウナ、バーなどを設置。宿泊していなくても、旅行者と地域の人々が共有できる空間を創出したいといいます。

(画像はイメージ)

また、1階にはカフェや飲食が入居。屋外では朝市や屋外シネマ、ジャズフェスなどを実施する見込みです。

2030年1月に開業へ

共同会見で武内和久・北九州市長は、「時計の針が25年ぶりに動き出すことはとても感慨深い。関門エリアは我が国での唯一無の魅力がある土地であるため、通過型から滞在型への観光へと促すものになることを期待したい」と話しました。

門司築興共同事業体は門司港を「豊かな生活圏」と「旅の目的地」を両立する場所にしたいとして、2030年1月の複合施設開業を目指します。

※2026年11月7日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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