• HOME
  • 記事
  • 暮らし
  • 北九州市の映像ロケ誘致・支援数、令和3年度は49作品 経済効果は約2億円?

北九州市の映像ロケ誘致・支援数、令和3年度は49作品 経済効果は約2億円?

(アイキャッチ画像はイメージ<写真AC提供>)

北九州市のイメージ向上を目的に、映画・テレビドラマなどのロケの誘致・支援に取り組む「北九州フィルム・コミッション」が令和3年度の活動成果を発表しました。

令和3年度の撮影誘致・支援作品数は49作品

令和3年度の撮影誘致・支援作品数は49作品。その内訳は、映画8作品・ドラマ13作品、CMなど28作品となっています。 この数字は過去4番目で、過去最高は平成30年度の96作品です。

また、ロケ隊の北九州市宿泊日数は延べ6217泊、北九州市内での撮影日数は延べ135日、エキストラなどの市民参加は、2371人でした。

北九州市内における経済波及効果は2億627万円(直接効果1億4082万円、間接効果6545万円)とのことです(調査機関/北九州市立大学 地域戦略研究所)。

オール北九州ロケの映画作品数は過去最多の5作品

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くのスタッフを要する映画・ドラマの撮影の中止・延期が多かった令和2年度に対し、令和3年度は万全な感染対策を実施しながら徐々に撮影が再開され始めました。その結果、コロナ禍の中にあっても、オール北九州ロケの映画や多くのエキストラが参加する撮影が行われるなど、大型作品の撮影を誘致・支援することができといいます。特にオール北九州ロケの映画作品数は5作品と、過去最多を記録しました。

令和3年度の主な誘致・支援作品は、映画「想い出を、ラブソングにのせて」、映画「レッド・シューズ」、 映画「カラダ探し」。いずれもオール北九州ロケ作品です。

映画「想い出を、ラブソングにのせて」は、「COMPASS 小倉」入居者有志が地元・北九州市を舞台にした映画をつくるために組織した「北九州映画実行委員会」による2作目の映画。北九州市出身の岩松茂監督によるオール北九州ロケの作品を通じ、北九州市のさまざまな魅力を発信しました。

北九州市出身の雑賀俊朗監督による映画「レッド・シューズ」は、北九州市を舞台とした女性ボクサーの成長と家族愛を描くストーリー。2022年7月カナダ・モントリオール FANTASIA 国際映画祭でワールドプレミア上映。日本においても今秋、全国公開の予定です。

橋本環奈さんが主演を務める映画「カラダ探し」(羽住英一郎監督)は、令和4年10月14日公開予定となっています。

アフターコロナを見据え、「オンラインロケハン」の実演イベントなども

また、渡航制限により海外作品のロケ実施が困難な中にあっても、シンガポールの監督や若手クリエイターを対象に、ZOOMを活用した「オンラインロケハン」の実演イベントを実施するなど、アフターコロナの撮影誘致につながる取り組みを行ったとのことです。

※2022年7月11日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

関連記事一覧