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食後のぼた餅は北九州独自の文化? 資さんうどん名物『ぼた餅』年間530万個販売

(アイキャッチ画像はイメージ)

「資さんうどん」の名物といえば『ぼた餅』。うどんと一緒に楽しんだり、お土産として持ち帰ったりする人も多いのではないでしょうか。

そんな同店の名物『ぼた餅』の年間販売個数が、500万個を突破し、530万個(※2021年8月~2022年7月末時点の売り上げ個数)に達したとのことです。

「北九州独特の文化を大切に」創業者の想いを継承

『ぼた餅』は、別名『おはぎ』ともいい、お彼岸にお供えするものというイメージがありますが、北九州では、昔から日常的に『ぼた餅』を食べる文化がありました。

中でもよく食べられていたのが小倉の屋台。当時の小倉の屋台の多くには「酒類は置かない」という独特の決まりがあり、「酒は各自の持ち込みでありながら『ぼた餅』が並んでいる」というのがスタンダードでした。工場や船着き場などで汗を流し働いた人々は、手軽に食事を取れる屋台をよく利用しており、食後に甘い『ぼた餅』を食べるのが定番のスタイルだったそうです。

「資さんうどん」創業者の大西章資さんは、食後に甘い『ぼた餅』を食べ、明日への英気を養うという北九州独特の文化を大切にしようと、自宅の台所で餡子づくりをスタート。夫妻で試行錯誤を繰り返しながら、「資さんうどん」の食事に合った丁度良い塩梅の『ぼた餅』を完成させました。

当初は限られた店舗やスーパーの催事などでの販売だったそうですが、素材にこだわったおいしさにより、たちまち話題となり、「資さんうどん」全店舗で販売するように。今では「資さんうどん名物」と言われるほどの人気商品となりました。

公式通販サイトでは『きな粉ぼた餅』も

毎日お店で1個ずつ丁寧に手作りしているという「資さんうどん」の『ぼた餅』は、塩気のあるほどよい甘さの餡子と、店舗でふっくらと炊き上げたモチモチとしたもち米の絶妙なバランスが特徴。店頭にはいつも手作り・できたての『ぼた餅』が並びます。

特にお彼岸の期間中に購入する人が多いそうで、今年の春のお彼岸では27万個を販売したとのこと。秋のお彼岸期間(9月20日~9月26日)に合わせ、8月24日から予約受け付けを開始。お彼岸期間中の店頭販売もあります。

また、公式通販サイト「資さんストア」では『きな粉ぼた餅』も販売しているとのことです。

※2022年8月24日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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