JR下曽根駅「みどりの窓口」4月1日から営業時間延長【北九州市小倉南区】
JR下曽根駅の「みどりの窓口」の営業時間が2023(令和5)年4月1日から延長されます。
3月現在、営業時間は『7:30~15:00』となっていますが、4月から他の北九州地区の設置駅と足並みをそろえる形で『19:00』までとなります。
「みどりの窓口」営業時間延長はレアケース?
下曽根駅は部分的に特急が停車する駅でもあり、ショッピングセンターの隣接、労災病院の最寄り駅ともなっている関係で周囲の駅より乗降客が多く、コロナ後の人流が活発になってきたのも時間延長が決まった理由なのかも知れません。
2022年以降、JR九州は「選択と集中」を進めているようで、西九州新幹線の開業という華々しい話題に対してコロナによる乗客数の減少など営業が成り立ちにくい部分においては合理化を図って駅の無人化も広がりました。
その中で「みどりの窓口」の時間短縮営業が発表され、北九州地区を見ると小倉駅の『7:00~21:00』が最長で、その他の主な駅では『7:30~19:00』となっています。
2014(平成26)年に全く新しくモダンな駅となった城野駅も例外ではなく、現在もみどりの窓口は『7:30~11:20・12:20~15:00』という変則営業となっており、今のところ時間変更はなさそうです。
そのほか南小倉駅でも営業時間は2022年3月12日から『7:30~15:00』となっており、以降の変更は今のところ駅員さんも聞いていないとのことでした。
そのほか、北九州地域では苅田駅が『7:30~12:00』と短時間営業になっています。
背景には「ネットきっぷ」販売の拡大
この営業時間の短縮はインターネットによる「ネットきっぷ」販売の拡大が背景にあります。
インターネットで切符を購入するインセンティブとして割引率を高くすることとし、JR九州はそのキャンペーンも張っていました。指原莉乃さんの『やっすぅーーーーーー!!!列車こそネット予約でしょ!』のポスターを見た人も多いと思います。
ネット予約分も青春18きっぷも購入可能な指定席券売機
予約はネットで行なってもキップは受け取る必要がありますが、みどりの窓口の役割を補完するように登場したのが「指定席券売機」です。
指定席券売機は通常の券売機とは異なり、普通乗車キップだけでなく、ネット予約や特急券、定期券、周遊乗車券などのフリーきっぷの購入・受け取りが可能となっています。
キップ受け取り可能時間は『4:30~23:20』(ただし、各駅の営業時間内に限る)で、みどりの窓口が開いていない時間帯でも対応しています。
北九州地域での設置駅は「小倉駅・戸畑駅・黒崎駅・折尾駅・行橋駅」の5カ所(2022年12月現在)。今後スマートフォンなどの利用の幅がさらに広がれば設置駅も増えるかもしれませんね。
※2023年3月18日現在の情報です
(ライター・いるかいる)