『絆焼うどん』で被災地支援 北九州市立大学の学生プロジェクト再起動【北九州市小倉南区】

(アイキャッチ画像:調理の様子)

焼うどんを焼けるということを武器に被災地支援を考えていってほしい

また、今回講師を務めた「お好み焼きいしん」向井博幸さんは学生たちの練習を振り返り、「初めての業務用の鉄板での実演調理ですから頭で考えているのと手の動きとが思ったようにいかないみたいで苦戦していましたが、やっているうちに段々と慣れてきて、初めてにしては上出来な絆焼うどんが完成していました。今回は練習なので出来上がった商品をチャリティー配布すると、お昼ご飯を求める学生さんの行列ができて少しでも実際の現場の雰囲気はつかめたと思います」とコメント。

妻の恭子さんは、「東日本大震災から12年、国内外で災害が多発している今、先輩たちから引き継いでいるスキルや人脈をいかし、東北だけでなく各地の被災地に目を向けた企画を考えていってほしいと思います。焼うどんを焼けるということを武器にして、他のボランティア団体とは違うアプローチで、被災地支援を考えていってほしいです。学生時代でしか出来ない経験をしていくことで視野を広げていき、イザという時の知識を身につけて、今後の人生に役立てていってほしいと考えています。各自が活動をしていくことで、同世代だけの人間関係だけでなく、たくさんの世代の人と関わって、いろいろな角度から物事を見られる人に成長していってほしいです」と話してくれました。

8月開催「まつりみなみ2023」出店への意気込み

「KITAQ絆∞復興応援プロジェクト」リーダー・籾井遥香さん(文学部比較文化学科3年)に「まつりみなみ2023」に向けての意気込みを尋ねたところ、「祭り当日、実際にどのくらい販売できるか分からないけど、活動をPRするチラシも作り直し、万全の体制で臨みたいです。地域の方々、多くの人に知ってもらうことで、平時の防災意識の啓発を行いたいと思います。また、メンバーの中には、今日の講習会に参加できなかった者もいるので、またキャンパス内での講習会を企画し、学内でのPRも兼ねて、メンバーのスキルアップができればいいなと思います」との答えが返ってきました。

これからの活動がますます楽しみですね。

※2023年5月27日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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