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「北九州市の食の魅力」アンケート結果を公表 8割の市民が<ぬか炊きを作ったことがない>?

(アイキャッチ画像はイメージ<写真AC提供>)

北九州市は食の魅力発信やブランディングに関する取り組みを行っており、今後の参考にするため「北九州市の食の魅力」についてのアンケート調査を実施しています。今回、そのアンケート結果が公表されました。

「北九州市の食」として思い浮かべる品目の上位5位に挙がったのは、ぬか炊き焼うどん海鮮・海の幸・魚介類(刺身含む)合馬のたけのこ関門海峡たこ

郷土料理の代表で文化庁の100 年フードに選ばれた「ぬか炊き」と「焼うどん」の回答が多かったほか、「関門海峡たこ」をはじめとした新鮮な魚介類や、「合馬のたけのこ」などの農産物の回答も増加したといいます。

(画像はイメージ<写真AC提供>)

郷土料理として市民に溶け込む<ぬか炊き> 「調理」よりも「購入」に

ぬか炊きについては、郷土料理であることを知っている人が97.4パーセント、食べたことがある人が87.2パーセントでした。いずれも高い割合になっており、郷土料理として市民に溶け込んでいることが分かります。

また、入手先として「購入」と回答した人の割合が6割超だった一方、作ったことがない人の割合が8割と高い結果に。調理するよりも購入して食べる人が多くなっているといえるようです。

ぬか床の保有者も16%程度にとどまる

ぬか床については、保有している人は16パーセント程度にとどまっており、平成27年調査時と比べて9ポイント程度減少しています。

以前はあったが今はないと回答した人が41パーセントで、平成27年の調査時に比べて9ポイント程度増加。9年間でぬか床の保有をやめた割合が増加したことが読み取れます。

また、ぬか床を作ってみたい人の割合は46パーセント程度であり、平成27年の調査時に比べて8ポイント程度減少。手入れが大変であることが減少の要因と考えられているようです。

焼肉を月1回以上食べる人は5割超

焼肉については、年に数回以上食べる人の割合は9割弱、月1回以上食べる人は5割を超えています。

焼肉を食べる場所は焼肉店が49.3パーセントと一番高い割合となっており、家庭よりも店で食べる人が多い結果となりました。

小倉北区にある焼肉店の密集エリア<小倉焼肉通り>を「知っている」「聞いたことがある」と回答した人は5割弱程度。テレビや小倉焼肉通りマップで知った人が多かったとのことです。市は、昨年3月に広報活動を開始しており、認知が広がる傾向にあると分析しています。

北九州市の食の魅力についてPRが足りない?

北九州市の食の魅力についての自由意見では、市の食のポテンシャルの高さについて回答する人が多い一方で、PRが足りないと回答するも人も多い結果となりました。

今後は、地元の食についてもっと市民に広がるような取組に期待したいですね。

※2025年1月20日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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