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画家・黒田征太郎さんが小倉昭和館に描いた『映画』 1号館ロビーの壁【北九州市小倉北区】

(アイキャッチ画像:作品の出発点『へのへのえいが』)

北九州市在住で世界的に活躍する画家・イラストーターの黒田征太郎さんが、7月5日、小倉昭和館(北九州市小倉北区魚町4-2-9)の1号館ロビーの壁に、「映画」をテーマにした絵を描きました。

「映画」「えいが」の文字が散りばめられた作品の数々

「昭和館に絵を描いてもらいたい」という館主の樋口智巳さんのかねてからの願いがようやく実現したもの。

どの壁に描いてもらっても大丈夫とのことでしたが、黒田さんが選んだ場所は、1号館のドアが3枚連なる部分。事務室とトイレにそれぞれつながる3枚のドアを中心に、クレヨンと絵の具を使い、さまざまな絵が描かれました。

黒田さんが真っ先に描いたのは、中央部分の『へのへのえいが』。これを皮切りに、「映画」「えいが」という文字が散りばめられた多彩な絵が次々と生み出されていきました。

左2枚のドアの上には、映画を楽しむお客さんたちの姿がそれぞれ描かれていますが、シンプルな線ながらも躍動感あふれるイラストからは映画へのワクワク感みたいなものがしっかりと伝わってきます。

右のドアの上には、ドア本来の線を活かしつつ、寝そべってワクワク・ドキドキしながら映画を楽しんでいるような人たちの姿も。

また、同館をこれまでに訪れた人たちのサイン色紙が飾ってあるスペースの下には、「やっぱり映画」「みろよ映画」という文字が顔のパーツにあしらわれたユニークな作品も見ることができます。

制作当日は描き始めてから1時間ほどで完成したというこれらの作品。一番左の部分にあるのは『ト音記号』ですが、ここに黒田さんのサインが入っています。

小倉昭和館だからこそ生まれた黒田さんが表現した「映画」の数々。訪れた際には隅々まで見てみると面白い発見がたくさんありますよ。

1号館では、7月9日から「コーダ あいのうた」「サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~」の2本立てを上映。スケジュールや2号館の上映作品など、詳細は「小倉昭和館」ホームページで見ることができます。

※2022年7月8日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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