「小倉昭和館」再建を願い、有志が署名活動開始【北九州市・旦過地区】

(アイキャッチ画像:「シネクラブサポート会」会長の中島俊介さん)

8月10日夜に北九州市小倉北区旦過地区で発生した火災により、焼失した1939年(昭和14)創業の老舗映画館「小倉昭和館」。

再建を願い、同館のファンでつくる「シネクラブサポート会」が、市と市議会に再建支援を求める署名活動を始めました。

署名だけでなく、小倉昭和館の写真やチラシなどの発行物の提供も呼びかけ

9月6日までの午後1時~午後6時、小倉井筒屋新館9階パステルホール・ロビーに、「小倉昭和館」のシネマパスポート・イベント前売り券の一部返金窓口が設置されています。その隣で「シネクラブサポート会」による署名活動が行われてます。

「シネクラブサポート会」会長の西南女学院大教授・中島俊介さんは、「映画館は庶民の文化の発信基地。小倉昭和館がこれで終わりになったら若い人たちもかわいそうだし、姿かたちがなくなることほど悲しいことはない。映画のふるさと=小倉昭和館を未来につなげるためにも次の世代の人たちに残すためにも自分たちがいまできることを何かやらなければ」…。そういった想いから、会を立ち上げたといいます。

賛同してくれた人からは「今回の活動は第一歩という形で、まだまだ先は長くなると思いますが、次に繋がる大きな一歩となるよう心を込めてご協力させていただきます」というメッセージも寄せられているそう。

9月6日まではパステルホールで署名を受け付けるほか、署名用紙ももらうことができます。署名用紙の回収については9月7日以降、9月30日までは小倉井筒屋に回収ボックスを設置する予定とのこと。また、9月5日からオンライン署名も始まりました。

また、同会は会場に『想い出BOX』を設置し、署名だけでなく、火災によって失われた小倉昭和館の写真やチラシなどの発行物の提供も呼びかけています。

問い合わせは同会・中島さん(TEL090・5489・1889)へ。

※2022年9月5日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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