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「ヨガは心と身体を強くしてくれる」/ Hiromiさん(ヨガ講師)

今年1月、若松区高須にオープンしたヨガスタジオ「Fit Diva Studio」。

運営するのは、Hiromiさんとご主人のMasuさんです。Hiromiさんは、アメリカでのプロダンサーとしての活躍などを経て、ヨガの講師に。11年間にわたり黒崎商店街でスタジオを運営し、今年移転されました。

ヨガ講師として北九州で活躍するHiromiさんに、ヨガとの出会いなどについて聞いてみました。

明るく前向きがモットー

―ヨガ講師のルーツを教えてください
「9歳のころからモダンバレエを習っていました。バレエ教室の先生は、かなりスパルタ教育でとても厳しい方でしたが、それでも踊ることが大好きで、高校を卒業するまでバレエを続けました。通っていたバレエ教室の先生は、全国大会で1位を狙えると言われるほどすばらしい先生で、進路を決める際には『プロのバレエダンサーに育てたい』と言われ、すごく悩みましたが、家族と相談し日本女子体育大学の舞踊科に進みました」

―プロダンサーとして活躍されたということですが、きっかけは?
「大学では、バレエ以外のダンスも学びました。その後、1989年に開催された『アジア太平洋博覧会』のキャンペーンガール募集を見た母の友人が応募してくれて…オーディションに受かったことをきっかけに、プロダンサーとして活動を始めました。アジア太平洋博覧会では、夏木マリさん主演のミュージカルに出演しました」

裏方から、米国での挑戦へ

―北九州市でお仕事することもあったのでしょうか?
「スペースワールドの開館と同時に募集されたダンサーとして、定期的にショーに出演していました。この時、数十kgもある衣装を着て出演することが度々あったため、腰痛に悩むようになりました。20代半ばだったと思います。2年間勤めましたが契約の更新はせず、一時期ダンスから離れ、劇団に入り裏方に徹していました」

―一度表舞台から退いたのですね。裏方から表舞台に戻ったのは?
「宮崎に大型レジャー施設の『オーシャンドーム』がオープンするということで、ショーダンサーの募集が始まったことを聞き、ダンス熱が戻ってきました。オーディションを受け、合格。アメリカ人と日本人の選り優りのダンサーが集まっていました。そこで出会ったロサンゼルスに住んでいる知人からアメリカ行きを勧められ、自分の可能性を試すために、アメリカでダンサーとして挑戦することを決心しました」

「日本では希望したオーディションには全て合格しましたが、アメリカでは受けても受けてもオーディションに落ちました。石を投げればダンサーに当たるくらい、才能に恵まれ、オーディションに臨んでいる人たちが多かったのです。でも、その時は必死で合格を目指していました」

絶望した中でのヨガとの出会い

―アメリカでのダンサー生活は厳しいものなのですね。
「やっとオーディションに受かったのは、ブロードウェイミュージカル『王様と私』でした。晴れてダンサーデビューとなったのですが、無理がたたったのか次第に腰痛が悪化してしまい…数年後に腰椎ヘルニアと診断されました。ダンサー生命を断たれることになり、絶望の淵に立たされたのですが、治療のために通っていたヨガを続けているうちに、ヘルニアを克服し、新たな生きがいと可能性を感じました」

―そこからヨガに繋がるのですね!
「アメリカで当時5歳の息子を育てながら、昼間はダンサーとして活動し、ヨガのインストラクター免許を主人と一緒に取得しました。日本に戻ったのは2004年です。アメリカ人は、日本人とは生活習慣や風土風習が違うので、日本人向けの新しいヨガを考案し普及活動に取り組んでいます。1週間に20クラス以上、ボランティア活動を含めると、700人近くの方の講師をしています」

―最後に、Fit Diva Studioのお勧めのヨガを教えてください。
「『ホイールヨガ』と『エアリアルヨガ』です。ホイールヨガは初心者の方でも楽しんで簡単にマスターできます。エアリアルヨガは上級者向きですが、ビジターのコースもあります。体幹インナーを鍛え、リラックス効果も期待できます。北九州でホイールヨガを教えているスタジオはうちだけ、エアリアルヨガを教えているのはうちを入れて3軒のみです。お試しでヨガをされたい方には、目覚ましヨガ教室をお勧めします。月・水・木の朝9時〜10時に、主人のMasu先生がレッスンしています」

ヨガを多くの人に伝えたい

ホイールヨガとエアリアルヨガ(イラスト/未知留)

「Fit Diva Studio」は4月から6月まで、新型コロナの影響で休業を余儀なくされました。再開後は気持ちも新たに前を向いて進んでいるといい、何事も楽しそうに取り組むその姿はとても輝いて見えます。

Hiromiさんの元へ通う方は、年齢層も幅広く、70代の方もいるそうです。「足腰が弱って、寝たきりになることが予防できれば」と、いつまでも自分の足で歩くことを目指した、ヨガを取り入れたスクワットのレッスンも行っています。

市民センターやPTAなどでは、ヨガの普及活動を行い、恵まれない子どもや難病の子どもにもヨガのレッスンを行うなど、ボランティアにも積極的です。

「ヨガは自分を美しく変化させ、心と身体が強くなるように導いてくれました。今はこの素晴らしいヨガを、より多くの方に伝えたいと思っています」と、Hiromiさんは言います。

バレエ、ダンス、ヨガと、人生をかけ経験を積んできたHiromiさんのヨガは、コロナで落ち込みがちな心と、ステイホームで運動不足になった身体を、軽くしてくれます。

(未知留)

◆ヨガ講師 Hiromiさんプロフィール
若松区高須西の「Fit Diva Studio」でヨガ講師を務める。アジア太平洋博覧会のキャンペーンガール、スペースワールド、宮崎フェニックスオーシャンドームでオープニングダンサーとしてステージに立つ。1995年に渡米、ブロードウェイミュージカル「王様と私」でプロダンサーデビュー。その後、米国ロサンゼルス、ハリウッド、ビバリーヒルズにてさまざまなヨガを習得し、帰国。現在に至る。

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