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雑誌の後もイベントやFMで女性のエンパワーメントを続けています/リムリムラボ代表・村山由香里さん

(アイキャッチ画像:ゲストの村山由香里さん)

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。

県の外郭団体として初めてフェイスブックページをつくった

甲木:おはようございます。西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。

梁:同じく、西日本新聞社 梁京燮です。

甲木:今週は先週に引き続き働く女性を応援するリムリムラボ代表 村山由香里さんをお迎えしてお話を伺います。村山さん、よろしくお願いします。

梁:よろしくお願いします。

村山:よろしくお願いします。

甲木:先週は、アヴァンティを創刊された村山さんが、“あすばる”の館長に就任されて、あすばる館長の5年を終えて会社に戻ってきたら、大変なことが起きたところで終わったんですよ。

梁:気になるところでしたね。

甲木:その大変なことは何だったかっていうのを、村山さんにつらい思い出かもしれないんですけど、ちょっと振り返って頂きたいと思います。

村山:はい。あすばるに行ったのが2010年で、戻ったのが2015年です。この頃、何が起きてたかというと、スマホが主流になりつつあり、SNSのツイッターとかフェイスブックとか、そういう新しい情報発信の手段が広がり、紙媒体の効果が激減していた頃だったんですよ。私はあすばるに2010年に行った時、ものすごく良かったのが、フェイスブックでつぶやくと人がたくさん集まるんです。あすばるもいろんなセミナーをやってましたので、集客に困ると館長につぶやいてもらおうと職員が言ってたぐらいでした。お陰さまでSNSは私にとっては最高の集客ツールだったんです。それで職員向けにフェイスブックの講座をやって、多分、福岡県の外郭団体の中では初めてフェイスブックページを作りました。

SNSはものすごい情報発信手段 世の中が紙からデジタルに変わる境目

村山:SNSはものすごい情報発信手段で、それまで男女共同参画センターっていうところは、60代ぐらいの方たちが一番多く来てらっしゃって、50代以下は本当に数パーセントしか来られてなかったので、30代、40代、50代の方たちに響くという意味ではフェイスブックはすごい手段だったんです。ところが2015年、会社に戻った時に、SNSをうまく活用できていなかったんです。私は新しもの好きなので、ツィッターはあすばるに行く前、かなり早くから会社で導入していて、アヴァンティの社員が西日本新聞の社員と結婚したという事があったんですよ。

甲木・梁:へぇー!

村山:今はスマホで気軽にSNSに投稿して、誰もが発信者になれる時代ですよね。2010年代は、情報発信の手段が大きく変わる境目の時だったと思います。社長時代にメルマガの仕組みは作っていたので、1万人の読者メルマガがありイベント集客は大きな効果がありました。自治体の事業もいくつも受託していて、会社としての信用もかなりあったと自負しています。でも、紙媒体を中心に動いている会社だったので難しかった。社内のクラウド化やLINEでの情報発信を急速に進め、やれるだけやって2018年に倒産を決意しました。倒産後1ヶ月間でやり残した仕事の大半を社員全員でやり切って終了しました

甲木:あの時もまた衝撃が走って新聞全紙に載ったんですけれども、「あのアヴァンティが潰れたよ」って。紙が厳しい時代にはなっていたので、分かりはするけど、「アヴァンティがなくなるのかー」と思いました。

毎月のセミナーとトークセッション

甲木:村山さんご自身はというと、村山さんはここで終わるような人ではないので、村山さんは今、“リムリムラボ”という会社の代表をしてらっしゃるんですけど、まずリムリムラボという会社について、何をする会社なのかお伺いしてもよろしいですか?

村山:会社じゃなくて、何でも仕事があれば受けるという、個人事業主です。

甲木:でもベースにあるのはやっぱり女性のエンパワーメントですよね。

村山:そうなんですよね。アヴァンティで一番したかったのは、読者の女性たち、働く女性たちを揺り動かしたい、ちょっと先を行く先輩女性を記事で紹介し、直接つながる場を作ることだったのですが、今、その延長線として、天神キャリア塾というタイトルで毎月ゲスト講師をお呼びしてセミナーをしています。素敵な人と出会うと私1人ではもったいない、と思っちゃうんです。多くの人に知ってもらってそこでの出会いがその人の心に響けばいいなと思っています。そこでこの間、2月に甲木さんにお出で頂きました。

甲木:はい、お邪魔しました。運営なさっている方たちも手弁当で運営されていて、すごく熱い空間だったんですよ。夜はビルの管理会社の人が、「警報が鳴るので入り口を閉めていいですか?」って言われるまでやってましたよね。媒体という形とはまた違うけれども、女性のエンパワーメントで、塾で村山さんがインタビューをして引き出してくれるんですよね。

村山:人の話聞くのが好きなんですよね。

北九州でFMもやっています

甲木:ラジオもなさってますよね。

村山:そうなんです。コミュニティFMのFM KITAQ(エフエム キタキュー)で。

甲木:番組名をお伺いしてよろしいですか?

村山:“村山由香里のCrossWalk”というタイトルです。北九州でスタートするとき、一番最初のゲストに、甲木さんに登場頂きました。

甲木:北九州のいろんな方をゲストに招いて、村山さんがインタビューするという番組ですが、アヴァンティという箱ではなくても、塾で女性たちの異業種を繋げていたり、ラジオでいろんな人にインタビューされたりと根っこは同じなんだなと思いますね。これから村山さんが、チャレンジしたいようなことがあったらお聞かせ願います。

村山:さっき言った天神キャリア塾というのを、コロナで2年半ぐらい休止してたんですよ。去年の9月からまた再開したので、これを軌道に乗せて続けていきたいと思ってます。

甲木:はい。ぜひ皆さん天神キャリア塾、もしくは村山由香里を検索してみてください。梁さんいかがでしたか?

梁:明るいって良いなと思います。僕も明るい方なんですよ、陽キャラって言われるんですけど、村山さんはもっと陽キャラですね。

甲木:陽キャラだし、ポジティブだよね。

梁:そのエネルギッシュな力は、やっぱりそこから生まれてきて、いろんな人がそこに惹かれて、今の村山さんがいるようなところが、すごく見えてよかったと思います。僕も前向きに生きます!

甲木:先週、今週の2回に渡り、元アヴァンティの社長で現在はリムリムラボ代表として、女性のエンパワーメントを支える村山由香里さんにお話を伺いました。村山さん、ありがとうございました。

梁:ありがとうございました。

村山:ありがとうございました。

〇ゲスト:村山由香里さん (リムリムラボ代表)

〇出演:甲木正子(西日本新聞社北九州本社)、梁京燮(同)

(西日本新聞北九州本社)

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