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NPO法人抱樸「希望のまちプロジェクト」寄付キャンペーン 1億円を突破

(アイキャッチ画像はイメージ<NPO法人抱樸提供>)

「希望のまち」拠点施設建設に向け、3億円を目標にした寄付キャンペーンを行っているNPO法人抱樸(ほうぼく)。キャンペーンを開始した2022年4月から10月までの寄付額が、1億円を超えたと発表しました。

「希望のまちプロジェクト」とは

2020年4月28日、北九州にある暴力団の工藤会本部事務所跡地を民間企業から買い受けたNPO法人抱樸。この暴力団の活動拠点であった地を、子どもや若者を含む全世代が地域で共に生きていくための拠点として再生させる事業を「希望のまちプロジェクト」と名付け、現在プロジェクトを進めています。

「希望のまちプロジェクト」では、北九州市の特定危険指定暴力団事務所跡地にさまざまな機能を持った複合型の福祉施設を建設し、そこを拠点に包摂型のまちづくりを行うとのこと。2022年3月には全国からの寄付により、金融機関から借り入れていた土地購入資金1億3000万円を完済。現在は、施設建設に向けて、2023年3月までに3億円の寄付を全国から募る寄付キャンペーンに取り組んでいます。

施設概要

希望のまちにはさまざま機能をもった複合型社会福祉施設が建設され、地域に暮らす人々や子ども、若者、高齢者、生活困窮者、障害者、生きづらさを抱えたすべての人々が『その人らしく生きる』ための『居場所と出番』を提供する場所が創造されるとのこと。

施設1階は「地域交流スペース」。地域に暮らす人たちが自由に使うことのできる大ホールが作られる予定で、子どもとその家族の支援センターやよろず相談窓口も設置される予定だと言います。

また、3~4階には生活上の困難を抱えた人たちが支援を受けながら生活できる居住施設「救護施設」が作られる予定で、この場所は災害時には避難所として地域の人たちに開放されるとのことです。

この拠点施設の建築に向けて、建築事業費10億円のうち、非制度事業分(1階部分)の3億円を全国からの寄付によって賄いたいとして寄付キャンペーンが行われています。

希望のまちで取り組む事業や寄付の方法など詳細は、「希望のまち」特設サイトで見ることができます。

※2022年10月23日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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