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【北九州市】令和3年「救急出動」件数は約53000件 再び増加に転じる

(アイキャッチ画像はイメージ<写真AC提供>)

北九州市消防局が令和3年(1月~12月)における「救急」の概要を1月7日に発表しました。

それによると、令和3年中の救急出動件数は53,312件。前年と比較して2,047件(約4.0%)増加したとのことです。

約9.9分に1回の割合で救急車が出動

令和3年中の救急出動件数、53,312件という数は、1日あたり約146.1件、約9.9分に1回の割合で救急車が出動したことになります。そのうち、救急車で医療機関に搬送された人は48,570人で、前年と比較して1,195人(約2.5%)増加しました。

また、消防隊が救急現場に出動する「あかきゅう出動(※)」は5,703件。全救急出動件数の約10.7%という数値で、前年に比べ47件(約0.8%)減少したとのことです。

※「あかきゅう出動」=救急患者が心肺停止の場合や交通事故現場などで安全を確保するために、消防隊が同時に出動し、救急隊と協力して救急活動を行うもの。救急現場の救急車が出動中で、すぐに駆けつけられないようなときにも現場近くの消防隊が出動して救急活動を行います(すべての消防隊にAED積載)

過去10年間の救急出動件数の推移

過去10年間(平成24年~令和3年)の救急出動件数の推移をみると、ピークは平成30年の57,001件。

新型コロナウイルス感染症の影響などもあり、令和元年(56,755件)および令和2年(51,265件)の救急出動件数は減少傾向にありましたが、令和3年は再び増加に転じました。

今後も高齢化の進展や社会環境の変化(熱中症の増加、感染症の流行等)などにより増加が見込まれると言います。

「救急車を本当に必要としている人のところに一刻も早く救急車が到着できるよう、救急車の適時・適切な利用についてご理解とご協力をお願いします。救急車が必要だと思った場合は、ためらうことなく119番通報してください」と北九州市消防局。

また、北九州市消防局では毎年「応急手当」の講習を実施しているので、いざという時に適切な応急手当ができるよう、講習を受講しておくのもいいかもしれません。

※2022年1月19日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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