【北九州市／新型コロナ感染者推移】27日は新たに8人　5日連続で陽性判明

世界中で猛威を振るう、新型コロナウイルス。日本各地でも感染者が続々と増えています。
北九州市内の感染者についても、さまざまな情報が飛び交っています。一方、正確な一次情報がうまく届いていない状況も散見されます。北九州ノコトは、ローカルメディアの責として、地域における正確な「コロナ関連情報」を広く発信する役割を担いたいと思います。
私たちの情報発信が、少しでも市民のみなさんの役に立てばうれしいです。
そして、一日も早い終息を願います。

※当記事は、2020年3月1日～5月27日までに北九州市が発表した市内の感染者数をまとめています。数は北九州市の発表日ベース。いずれもクルーズ船などの人数を含みません。なお、北九州市が発表する感染者には、市内で感染が見つかった近隣市在住者なども含まれます。

北九州市内で判明した陽性判明者数の推移と累計

北九州市では5月27日、新型コロナウイルスの陽性患者が新たに8人見つかりました。これで市内で感染者が見つかるのは5日連続です。陽性患者数の累計は98人になりました。

27日に判明した8人のうち4人は医療スタッフで、82例目もしくは86例目の濃厚接触者（それぞれ2人ずつ）であることが分かっています。医療スタッフ4人は全員女性で、20代が2人、30代と40代が1人ずつです。86例目の濃厚接触者である2人については、いずれも現在は無症状とのことです。

医療スタッフ以外の4人は、現在のところ感染経路が分かっていません。70代と80代が2人ずつで、居住地はそれぞれ若松区、小倉南区、行橋市、八幡西区です。80歳代女性（八幡西区）は、27日に心肺停止のため医療機関に救急搬送され、検体を採取。北九州市保健環境研究所におけるPCR検査の結果、陽性が判明しました。

27日時点での陽性患者を年齢別にみると、20歳代の24人が最多。30歳代（16人）、50歳代（13人）、60歳代（11人）、80歳代（10人）、40歳代（9人）と続きます。

行政区別では、小倉南区が22人で最多。次いで小倉北区（21人）、門司区（19人）、八幡西区（18人）が二桁となっています。一方、戸畑区（2人）と八幡東区（1人）は少ない傾向です。

PCR検査　北九州市の現状

北九州市は、PCR検査を行った人数と検査結果を連日発表しています。これによると、27日の市内の検査数は58件。累計は3310件となりました。

直近5日間（5月23〜27日）をみると、PCR検査数191件に対し陽性患者は22人。陽性患者の割合は11.5％となります。

検査陽性者の状況は、入院等21人、調整中3人、退院72人、死亡2人となっています。「入院中・調整中」の内訳は、無症状2人、軽症・中等症12人、重症2人、確認中8人です。

不安な場合の相談はどこへ？

北九州市は、厚生労働省の相談窓口とは別に、専用の相談ナビダイヤルを開設しており、自身や家族の症状に不安がある場合など、一般的な問い合わせができるようになっています。

相談ナビダイヤルは、一つの専用電話番号で複数の部署への道案内をするサービス。5つの大分類から、個別の相談へ導くワンストップ相談窓口です。
・体調異変・感染疑いに関する内容
・企業・個人事業者向けの相談
・小中学生に関すること
・保育に関すること
・その他の相談

（北九州ノコト編集部）

※FAXは、聴覚に障害のある方をはじめ、電話でのご相談が難しい方がご利用ください。
※北九州市新型コロナウイルス相談ナビダイヤルへのFAX相談は、夜間や土日祝日は返信が遅れる場合があります。