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不動産中央情報センターがコロナ禍での大学生支援策「奨学金制度」新設

(写真はイメージ 提供:写真AC)

小倉北区に本社を構え、不動産事業やシニアライフ事業などを展開する「株式会社不動産中央情報センター」が、大学生(短大生含む)向けに「給付型奨学金制度(返済不要)」を新設し、募集を開始しました。

同社は、奨学金制度の新設の理由について、「文部科学省の調査で(※1)、コロナの影響を受け大学を退学・休学した学生が昨年の4月~10月で 5000人超に上ることが分かり、今後も増えることが予想されています。そのような中、意欲や能力のある学生がコロナ禍による経済的理由で修学継続を断念することのないよう支援するため、返済義務の無い奨学金制度を新設いたしました」としています。

(※1)文部科学省「新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けた学生等に対する追加を含む経済的な支援及び学びの継続への取組に関する留意点について(依頼)」(令和2年12月18日、PDF)

SDGsの達成にも取り組む

同社は、「SDGs」(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)の達成にも取り組み、地域に根差す企業として、利用者に信頼され、地域に愛される企業を目指していると言います。今回の支援が、SDGsの目標の一つ「質の高い教育をみんなに」にもつながるとして、「この奨学金制度を通じ、多くの人が公平に教育を受けられる社会づくりに貢献したいと考えています」と話します。

写真提供:不動産中央情報センター

「奨学金制度」の概要は?

奨学金制度のエントリー対象者は、2021年4月に入学する大学1年生(短大生含む)のうち、不動産中央情報センターが管理する物件の入居者。給付額は月1万円の計12万円で、最大2人。不動産中央情報センターの入居者アプリから申し込みが可能です。申し込み締め切りは2021年3月31日(水)。申し込み後は、作文や合格通知書の写しの提出が必要となります。

応募者には、同社入居者アプリを通じて地域情報や同社主催のイベント情報などを知らせ、コロナ禍で不安を抱える学生に学生同士や地域との交流の場を提供していくとのことです。

問い合わせは、株式会社不動産中央情報センター総務人事課(TEL093-931-1000/担当・吉田)。

(北九州ノコト編集部)

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