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ド派手衣装は<地味>の反動? 『みやびBOOK』誕生秘話とは/貸衣装店「みやび」小倉店長兼デザイナー・池田雅さん

西日本新聞社北九州本社が制作するラジオ番組「ファンファン北九州」。地元新聞社ならではのディープな情報&北九州の魅力を紹介しています。ラジオを聞き逃した人のために、放送された番組の内容を『北九州ノコト』で振り返ります。今回のゲストは、貸衣装店「みやび」小倉店長でデザイナーの池田雅さんです。

タウン誌が廃刊になり『みやびBOOK』が誕生

甲木:おはようございます。西日本新聞社 ナビゲーターの甲木正子です。

横山:同じく、西日本新聞社 横山智徳です。

甲木:先週のド派手成人式の話、すごく面白かったですね。

横山:あんな裏話、知りませんでした。

甲木:最初は赤字覚悟で、若者の要望によく応えましたね。今日も続きの話をお聞きしたと思います。さっそくお招きしましょう。今週は先週に引き続きド派手成人式の仕掛け人、貸衣装のみやび店長兼デザイナーの池田雅さんをお迎えしてお話を伺います。池田さん、今日もよろしくお願いします。

横山:よろしくお願いします。

池田:よろしくお願いします。

甲木:先週は、いろんな人のご縁で、ド派手な衣装を引っ提げて、ニューヨークファッションウィークに参加し大絶賛だったというところまでお話を伺いました。帰国されて、武内市長のところにご報告に行かれたということですね。

池田:このような日が来ようとはびっくりです。

甲木:最初の頃はこのド派手衣装の成人式が、ちょっとやんちゃな成人式という感じで批判があって、苦情の電話もあったということですが…。

池田:すごくありましたね。時系列で話すと、北九州に『おいらの街』という北九州のタウン誌とか、あと『NO(エヌオー)』という雑誌がありました。その雑誌の1月号は“千人スナップ”といって、新成人がたくさん掲載されるページがあり、そのページに掲載されることを新成人の子たちがすごく楽しみにしていました。テレビの取材だと編集でカットされますが、雑誌は掲載してもらえるので絶対写りたいと毎年話をしていましたが、出版不況で突然廃刊になりその雑誌が無くなったんです。それで「みやびで雑誌作らんの?」って言われて作ったのが、『みやびBOOK』という本なんです。

自身の成人式は赤の無地 速くて綺麗な着付け

甲木:ところで雅さんご自身の成人式というのは、どんな着物を着られたんですか?

池田:赤の無地です(笑)

甲木:そうなんですね。一般的には華やかな柄が入った牛車や菊などを好みますが、それはご自身がそういうものが好きで選んだんですか?

池田:そうです。何度も試着しましたけど、やはりこれがいいと思い決めました。

甲木:今日もまた地味な感じですけど、ご自身は派手にしたいとかいう思いは無いんでしょうか?

池田:はい、無いんです(笑)

甲木:その反動なんですかね?(笑) この前「ラジオに出てください」ってご挨拶に行った時にちょうど前撮りのお客様が入っていて、「着付け見ます?」って言われて見せて頂いたんです。もう速くてすごくきれいに着付けて、帯もすごく素敵でした。

池田:そうなんですよ。上手なんです。本当にびっくりするくらい速いんですよ(笑)

「相手の役に立てるかどうかが重要」

甲木:今後、雅さんが挑戦してみたいことはありますか?

池田:私はすごく受け身なので、自分から何か目標を立て、それに向けて頑張ったことはなく、全部向こうから来ているんですよ。今もいろんなオファーが来ていて、基本はお役に立ちたいというのが一番なんです。それを当店がやることによって、お客様はもちろんですが、誰とどのような力で一緒にすることによって、それが相手の役に立てるかどうかというのが、すごく重要になってくるんです。次は誰が私の肩を叩くのかな、みたいな。良いことも悪いこともたくさんありましたが、神のみぞ知るという気がしています。

甲木:本当にお会いできて良かったです。先週、今週の2回に渡り、ド派手成人式の仕掛け人、貸衣装のみやび店長兼デザイナーの池田雅さんにお話を伺いました。池田さん、ありがとうございました。

横山:ありがとうございました。

池田:ありがとうございました。

 

〇ゲスト:池田雅さん (貸衣装のみやび店長兼デザイナー)
〇出演:甲木正子、横山智徳、(西日本新聞社北九州本社)

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